広島楽友協会(ヒロシマ・ムジークフェライン)は、広島を拠点として地域の音楽文化振興を図ることを目的に、2022年2月に任意団体(人格のない社団)として設立されました。

 協会の名前の由来ですが、クラシック音楽に少しでも馴染みのある方には言わずと知れた《ウィーン楽友協会》にあやかって、敬意を持って名付けました。世界に冠たるオーケストラ、ニューイヤーコンサートでお馴染みのウィーンフィルハーモニー管弦楽団が本拠地としているのがウィーン楽友協会ホールです。「楽友協会」は、正式にはドイツ語で”Die Gesellschaft der Musikfreunde”と言います。英語に訳すと”The Society of Musical friends”でしょうか、すなわち「音楽仲間たちの協会」というところから、日本では「楽友協会」と訳されて親しまれています。このウィーン楽友協会の略別称が”Musikverein Wien(音楽協会・ウィーン)”で、広島楽友協会の別称もこちらを採用してヒロシマ・ムジークフェラインとしました。

 広島近郊在住のプロ演奏家を会員として擁し、あらゆる形態のアンサンブルによる生演奏ステージを提供して参ります。そうした機会を通じて地方の音楽リテラシーを向上させ、豊かで多様性に富んだ音楽文化を地域に根付かせ、広島を東京や大阪といった大都市圏に引けを取らない、世界に誇る平和「音楽文化」都市に押し上げる一翼を担うことを期して活動して参りました。

 2025年2月、さらなる音楽文化振興活動の充実を目指して、演奏会の企画・主催運営などの音楽事業を分離独立させ、株式会社広島楽友協会を設立いたしました。コンサート事業をはじめ、音楽に関わる様々な事業を通じて、広島の豊かな文化土壌の育成に貢献して参ります。

 広島楽友協会は、引き続き賛助会員組織改めファンクラブal fineの運営、楽団や事務所などの組織に所属することなくフリーランスで活動する地域のプロ演奏家の互助組織として存続いたします。

 本会の活動と趣旨にご賛同頂ける個人もしくは法人の皆様には、ファンクラブ個人会員ならびに法人賛助会員としてご入会頂き、是非とも本会がこれから展開する独創的な音楽活動にご支援を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。